2018.09.25
市民講座 生と死のフォーラム 第205回 何がどう変わったのか
市民講座 生と死のフォーラム 第205回
何がどう変わったのか
~何も変わっていない~
講師/七施精舎主宰 浅川熙信 氏
10月4日(木)10:30 ●入場無料
会場/群馬ロイヤルホテル
●オウム事件の死刑囚13名に死刑が執行されました。二度に分けたとは言え、一挙に執行されたものとしては、まれに見る規模となりました。私は、オウム事件を「日本社会が必然的に生んだ問題」ととらえています。しかし、「ごく一部の狂気集団が起こした犯罪」というだけの見方もあります。むしろ、多数かもしれません。それが、一挙に処刑した原動力になっているのかもしれません。
オウム事件はさまざまなことを示唆してくれました。私は、今日の社会における「カルト的なるもの」について考える、大きなチャンスにすべきだったと思っています。各国で進んでいる死刑廃止の動きについても、議論は進みませんでした。日本社会が今よりもっと魅力的であったなら、オウム真理教はまた違った集団であったかもしれません。その本質的な部分の解明を怠って、社会(世間)から取り除くことが主眼だったとすれば、根本的な解決になりません。ということは、オウムのような問題は、形を変えて再び起こる可能性があるということです。むしろ、私たちの社会(世間)はどう対応したのか、その民度が問われているのです。カルトを生むものは何か。さらに大量処刑が社会にもたらすものは何なのか。それを考えてみたいと思います。
◆企画・運営・主催/七施精舎 + 青山ハルナ事務所 + 七施舎
◆共催/NIPPОN ACADEMY
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